今回は、肩甲骨を動かすインナーマッスル前鋸筋(ぜんきょきん)のまとめです。


1.前鋸筋を横からみてみよう!

まずは前鋸筋が骨のどこについているかをみてみましょう。

起始:第1~9の肋骨側面。
停止:肩甲骨の内側

です。




イラストで筋肉のかたちとついている場所をみて、この筋肉の作用を考えてみましょう!!


2.前鋸筋の作用

前鋸筋の作用は、肋骨の側面と、肩甲骨の内縁が近づけることなので、【肩甲骨を前に押し出す】です。

肩甲骨が、肋骨上を前方にスライドします。




3.どんな動きで前鋸筋を使いますか?

前鋸筋は、肩甲骨を前に押し出す動きで使います。

腕で体を支えたり、ねじれの動きでも使われています。

イラストをみて確認しましょう。

体重を支えたりするときにこの筋肉を使って腕を押しだすと、腕の支えが安定します。




4.前鋸筋を意識してみよう!

これまで、前鋸筋の起始、停止、作用を学んできました。

最後は、この筋肉を意識して動いてみて下さい。

普段、肩の意識で体を支えている人は、肩甲骨から支えてみて、その違いを感じてみましょう。


自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。

1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。


次は、菱形筋(りょうけいきん)を学んでみましょう。