肩甲骨と胸郭(肋骨)の間の関節を肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)といいます。
この肩甲骨と背骨や肋骨は、靭帯のようなかたい組織でかためられているのではなく、伸び縮みする柔らかい筋肉でつながっています。
そのため、肩甲骨は、肋骨上をいろんな方向に動きます。
肩甲骨は腕の付け根となる骨ですので、この肩甲胸郭関節が自由に動くことで、腕を根本から大きく動かしやすくなります。
逆に、この関節が硬くなっていると、腕の動きが小さくなります。
普段、デスクワークなどで肩回りが縮こまっている人はこの関節の動きが悪くなっていることが多いです。