今回は、足関節(そくかんせつ)をみてみましょう。
足関節は、足首から先のたくさんの関節を指しますが、今回は、膝から下の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)と、足の骨のつなぎ目部分の関節を中心にみていきます。
医学用語では、関節の名前などの専門用語を音読するので、あし関節ではなく、そく関節といいます。
初めてこの関節を見る方は、足の骨、脛骨、腓骨のイラストを先にみて、それぞれの骨のかたちをしっかりみておきましょう。
膝から下は2本の骨がありますが、親指側の太い方の骨を脛骨といいます。
小指側の細い方の骨は腓骨です。
くるぶしでみると、脛骨と腓骨はわかりやすいです。
足首の内くるぶしが脛骨で、外くるぶしが腓骨です。この2つのくるぶしの間に足の骨がはまり込んで、足関節をつくっています。
次は、足関節の動きをみてみましょう。
足関節の動きは、足関節を上下に動かしたり、横に曲げたり、足の裏を内外に反るような(足の裏側を見るときの動き)動きです。
こういった足の動きは、頸骨、腓骨と足の骨のつなぎ目以外の足の甲部分のたくさんの足の関節も関係しています。
くるぶしの間をつかんで、足関節を曲げたり反らしたり、横に曲げたりして、自分の体で、足関節の位置と動きを確かめてみましょう。
骨格模型で足関節をみてみましょう!
関節を見るときのポイントは、
・関節の位置
・関節のかたち
です。
関節の動きは、関節の形に沿うので、関節の形をしっかり見ることで、その関節がどんな動きをするかが分かります。
まずは、骨の形をみたあとに、関節部分を拡大して、しっかり関節の形をみてみましょう。
これが脛骨です。
これは腓骨。
頸骨と腓骨の先に足の骨がくっついて、足関節をつくります。
次は、動画で足関節の動きをみてみましょう。
イラストや写真をしっかり見て、動いていない状態の骨や関節をイメージできるようになったら、上の動画でその骨や関節が動くとどうなるかをみて、動きの中でのイメージ力を高めてみましょう。
こうやって、解剖学ボディイメージを手に入れると、
・コンディショニング力
・ボディコントロール力
・体力つくり
・観察、分析力
といった体に関する疑問や問題解決、パフォーマンス力をあげる力を高める際にとても役立ちます。
ゆっくり少しずつ、見える化できる筋肉や骨、関節を増やしていきましょう。