今回のテーマは、「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)でみてみよう!」です。
今回は、試しに、上腕二頭筋を例にして、骨、関節、筋肉をみて、上腕二頭筋が働くとどんな動きになるかをみてみましょう。
上腕二頭筋は力こぶをつくる筋肉です。たぶん、みなさんもご存じでしょう。
動きに関係する要素は、骨・関節・筋肉です。
【骨】肩甲骨、上腕骨、前腕骨(橈骨 とうこつ)
【関節】肩関節、肘関節
【筋肉の起始停止】
・起始は肩甲骨の上部の2つの●部分
・停止は前腕の橈骨の●部分
この骨、関節、筋肉が上腕二頭筋の動きを構成する要素になります。
骨と関節、筋肉の起始停止が分かると、どんな動きになるかを考えることができます。
イラストをみてみましょう。
上腕二頭筋の場合は、この筋肉が青矢印のように縮むことで、肩甲骨の上部の2つの●部分、停止は前腕の橈骨の●部分をひっぱります。
そうすると、この上腕二頭筋がまたいでいる肩関節と肘関節に曲がる動きが生まれます。
これを筋肉の作用といいます。
このように、骨、関節、筋肉の起始停止を学ぶことで、どのような動きになるかが分かるようになります。