今回は梨状筋のまとめです。
1.梨状筋の起始停止!
まずは梨状筋(りじょうきん)のかたちと、どの骨のどこについているかをみてみましょう。
梨状筋がついている骨の部位は、
起始:仙骨の内側
停止:大腿骨の外側
です。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2016/08/3669cf894fa6e95c82e64b0ef0879bce-1024x1024.png)
梨状筋がまたいでいる関節は、股関節です。
筋肉が縮むとどんな作用になるかをイラストをみながら考えてみましょう。
2.梨状筋の作用
梨状筋の作用は、【大腿骨を外にまわす】です。
この筋肉の骨盤側は仙骨の内側についているので、股関節を骨盤側に引き入れるように大腿骨を外に回します。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2016/08/3182534847a0e0ba3b904cc148ac93f5-1024x1024.png)
3.梨状筋はどんな動きで使いますか?
梨状筋は、大腿骨を外に回す動きで使います。
外にまわすといっても、インナーマッスルなのでお尻の奥を締めるような小さな動きです。
立位でこの筋肉を使うことで、大腿骨が骨盤に引きつけられて股関節が安定します。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2016/08/76d451a6785fbfe2163e0b8401c342da-1024x1024.png)
4.梨状筋を意識してみよう!
これまで、梨状筋の起始停止、作用を学んできました。
最後は、梨状筋を意識して動いてみて下さい。
少し難しいですが、お尻の奥(骨盤の中)へ引き込むように股関節を外に回すと梨状筋を感じ取りやすくなると思います。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2016/08/5b7a21aaef2e3c0d6e388994856ee15b-1024x1024.png)
自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。
次は、中殿筋(ちゅうでんきん)をみてみましょう。