今回は、肩甲骨を動かすインナーマッスルの菱形筋(りょうけいきん)のまとめです。
1.菱形筋(りょうけいきん)を背中側からみてみよう!
まずは菱形筋のついている骨の部位をみてみましょう。
起始:頸椎の上から6番目~胸椎の上から4つ
停止:肩甲骨の内側
起始は背骨の横ではなく、背中側の突起部分です。
背骨はたくさんあるので、何番目と言われても最初は分かりにくいかもしれません。
まずは、イラストを見て筋肉のかたちやついてる場所をイメージできるようになりましょう。
そして、この筋肉のかたちとついている場所からこの筋肉の作用を考えてみてください。
2.菱形筋の作用
菱形筋の作用は、【肩甲骨を背骨側に引きよせる】です。
この筋肉は背骨の中央の突起についているので、背中の中央に肩甲骨がよる作用になります。
3.どんな動きで菱形筋を使いますか?
菱形筋は、肩甲骨を背骨側に引きよせる動きで使います。
前鋸筋は肩甲骨を前に出すときに使われていましたが、菱形筋は逆に肩甲骨を背中側に引くときに使われています。
下のイラストを見てどんな動きで使われているかを確認しましょう。
4.菱形筋を意識してみよう!
これまで、菱形筋のついている部位、作用を学んできました。
最後は、この菱形筋を意識して動いてみましょう。
菱形筋をイメージしながら、体をねじったり、背骨側に両側の肩甲骨を引き寄せたりしてみましょう。
そして、いつもとの動きや感覚の違いを感じてみましょう。
自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。
次は、股関節のいんなーまっするか 梨状筋(りじょつきん)をみてみましょう。