今回のテーマは、「腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋を比べてみよう!」です。
下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋という2つの筋肉をまとめていう時の名前です。
これまで、腓腹筋とヒラメ筋の起始停止(筋肉のついている位置)をそれぞれ確認しました。
今回は、この2つの筋肉の起始停止を比較してみましょう。
腓腹筋とヒラメ筋の大きな違いは、腓腹筋が膝より上、ヒラメ筋は膝より下から、踵の骨にかけてついていることです。
この膝関節をまたいでついているかどうかな違いが、この2つの筋肉の作用の違いをつくります。
筋肉の働きはとてもシンプルで、それは“伸びたり、縮んだり”です。
この働きによって、骨をひっぱります。そして、その時に動く部分は、骨と骨のつなぎ目部分である関節です。
そのため、筋肉がどの関節をまたいでいるかで、その筋肉の作用が決まります。
それでは、イラストをみて、腓腹筋とヒラメ筋の起始停止を確認しましょう。
そして、それぞれの筋肉の作用を考えてみましょう。
次は、ヒラメ筋の作用をみてみます。