今回から、上半身のアウターマッスル大胸筋(だいきょうきん)筋を学んでみましょう。
この筋肉は、上半身の胸の部分についている筋肉です。
胸板をつくる筋肉として有名な筋肉です。
まずは、この筋肉の起始停止をみていきましょう。
1.大胸筋の起始停止
大胸筋がついてる骨の部位は、
起始:鎖骨の内側、胸骨、腹筋の一部
停止:上腕骨の外側
イラストで大胸筋のかたちやどの骨のどこについているかを確認しましょう!!
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/CD0CC782-9C18-4E7C-B6CF-1CDDCAE791E6-1024x1024.png)
起始停止を確認したら、大胸筋の作用を考えてみましょう。
2.大胸筋の作用
それでは、大胸筋の作用を2回にわけてみていきます。
1つ目の作用は、【腕を鎖骨や胸骨、お腹の方向に動かす】です。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/7E6C769B-EC84-4AB2-BE9B-0AB522B63CCA-1024x1024.png)
2つ目の大胸筋の作用は、【腕を内側にねじる】です。
イラストをみて確認しましょう。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/B569C9F1-5689-4622-80BE-90438D2EB655-1024x1024.png)
3.大胸筋はどんな動きで使われますか?
大胸筋は、腕を鎖骨や胸骨、お腹の方向に動かしたり、内側にねじったりする動きで使います。
胸の前で合掌して手のヒラ同士を押しつけたり、腕を交差させる時に使われています。
また、四つん這いのように、腕で体重を支える時も使われます。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/A1E7E542-030A-4B0A-A0F7-F904DEAED1F7-1024x1024.png)
4.大胸筋を意識して動いてみよう!
最後は、この筋肉を意識して動いてみてみましょう。
筋肉を意識することでどう感じ方が変わるかをみてみましょう。
イラストのようなポーズをとる時、脇が開くと大胸筋への負担が大きくなるのも感じてみましょう。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/830C26A0-1D0A-426B-85E8-41FE71597E36-1024x1024.png)
また、同じ大胸筋でも、どの部分を使うかによって、動きが変わってきます。
自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことでリアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。
次は、股関節についてるインナーマッスル 腸骨筋(ちょうこつきん)をみてみましょう。