今回は、長趾屈筋（ちょうしくっきん）と長母趾屈筋（ちょうぼしくっきん）のまとめです。

１．長趾屈筋と長母趾屈筋を背中側からみてみよう！

長趾屈筋と長母趾屈筋は、下腿の後面についている筋肉です。

同じように下腿の後面につく筋肉として、後脛骨筋（こうけいこつきん）や腓骨筋（ひこつ）もあります。

ですが、筋肉がついている部位が、後脛骨筋や腓骨筋は足裏の内ふまずのあたりにつくのに対して、長趾屈筋や長趾屈筋は足の指の骨についてます。

まずは、イラストを見ながらどの骨のどこについているかを確認しましょう。

起始：脛骨、腓骨の後面
停止：足の指先（裏側）

です。

これらの筋肉の起始停止や走行をみながら、長趾屈筋や長趾屈筋の作用を考えてみましょう。 

２、長趾屈筋と長母趾屈筋の筋肉の作用をみてみよう！

これらの筋肉の作用は、【足首を伸ばして、指を曲げる】です。

後脛骨筋や腓骨筋も同じように足首を伸ばす作用がありますが、足の指を曲げる作用はありません。

それぞれの筋肉の起始停止を知ることで、このような筋肉による作用の違いが分かってきます。

次は、これらの筋肉がどんな動きで使われているかをみてみましょう。

３．下腿後面の筋肉はどんな動きで使いますか？

長趾屈筋と長母趾屈筋は、足首を伸ばしたり、足の指を曲げる動きで使われています。

イラストのポーズのように、体重を支えるために地面を踏ん張る時や、足首を伸ばしながら足の指を曲げるときに使われています。

最後に、この筋肉を意識して動いてみましょう。

４．下腿後面の筋肉を意識して動いてみよう！

そして、いつもとの違いを感じてみましょう。

自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。

１つ１つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。

次は、脊柱起立筋（せきちゅうきりつきん）を学んでみましょう。