今回のテーマは、「ハムストリングの作用 その1」です。

これまで、この筋肉の起始停止(背中側から横から)を確認しました。

今回から3回に分けて、この筋肉の作用をみていきます。


筋肉の作用を考えるとき、その筋肉がどの関節をまたいでついているかをみることが大切です。

筋肉が、縮んだときに動きが起きるのは、またいでいる関節部分になります。

ハムストリングは、股関節と膝関節をまたいでついています。イラストをみて確認しましょう。

そのため、股関節と膝関節の両方の関節に作用することになります。

膝関節が動く場合の作用は、【膝を曲げる】です。

ハムストリングが縮むと、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を引っ張ることで、膝が曲がります。

次は、2つ目のハムストリングの作用をみてみましょう。