今回は、僧帽筋(そうぼうきん)のまとめです。
1.僧帽筋(そうぼうきん)の起始停止
まずは、背中側からみてみましょう。
僧帽筋がついている骨の位置は、
起始:後頭骨~頸部と胸部の背骨の突起
停止:鎖骨と肩甲骨の突起
です。
イラストをみて筋肉のかたちやどの骨のどこについているかを確認しましょう。
この筋肉はとても大きな筋肉です。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/DA709041-2954-4B54-A409-3C820C57AF6C-1024x1024.png)
背中側だけでなく、横からも見てみましょう。
いろんな方向から筋肉をみることで、筋肉を立体的にイメージできるようになります。
横から見るとこの筋肉が背中だけでなく、鎖骨側(体の前面)にもついているのが分かります。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/ED804898-E6AC-48E4-AD98-D038640A5C14-1024x1024.png)
次は、僧帽筋が縮むとどんな作用になるかを考えてみましょう。
2.僧帽筋の作用
僧帽筋の作用は【肩甲骨を背骨に近づける】です。
僧帽筋は大きな筋肉です。
働く部位によって、肩甲骨が動く方向が違います。
上部が働くと、頭蓋骨の後頭部と背骨側へ・・
中部が働くと、背骨側へ・・
下部が働くと、斜め下へ・・
という風に、僧帽筋のどの部分が働くかによって、作用が変わります。
イラストをみて、この違いを確認しましょう。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/B559B51F-55A9-4184-8751-FDCA51EFAB8A-1024x1024.png)
3.僧帽筋はどんな動きで使われますか?
僧帽筋は、肩甲骨を後頭部や背骨に近づける動きで使います。
同じ僧帽筋でも、どの部分を使うかで、動きは変わってきます。
腕を高く挙げたり、体を反らせたりする、肩甲骨の動きを伴ういろんな動きで使われています。
下のイラストをみて、どんな動きで使われているかをみてみましょう。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/D57CD45D-1340-4BB5-9C0D-22E034C45E0D-1024x1024.png)
4.僧帽筋を意識して動いてみよう!
最後は、この筋肉を意識して動いてみて下さい。
筋肉を意識することでどう感じ方が変わるかをみてみましょう。
背中をただ反るのではなく、背骨に肩甲骨を寄せながら、体を反ってみましょう。
![](https://anatomy-yoga.com/wp/wp-content/uploads/2015/05/8DC905B2-74AE-420C-A9CC-E20C8DCAF45B-1024x1024.png)
自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。
僧帽筋動画 約10分
次は、胸についている筋肉、三角筋(さんかくきん)をみてみましょう。